昭和テイストチェック

コレクション鑑賞室で、自分の作ったソフビが、ちゃんと「昭和テイスト」を醸しだしているのかを検査しています。

原型段階から、何度かこの検査を行いますが、
何かが間違っていると、びっくりするほどこの「昭和ルーム」にそぐわなくなるのです。

この光景は、最終確認です。私自身の判定では、まあ合格かなと思うのですが、どうでしょうか・・・。

昭和の匂いが全くしない物、いわゆる「フィギュア」は巷にあふれていますから、


(レトロソフビとフィギュアを混同する人があまりにも多いので、頭が痛いところです(苦笑)。

ポリパテを磨き上げたようなエッジの立った作りと、傷がひとつも無いという時点で

その玩具は「非昭和」なんです。昭和のソフビの原型は「泥粘土」で作られていた事実が重要です)


「キング・オブ・ニッチ」のターゲットアースがわざわざ作る必要がありません。

「こんなもん、昭和の時代にありえねー」そんな感じが発生してしまったら、私的には間違いです。




大人のコレクションにはやはり「一貫したテーマ、コンセプト」が絶対に必要です。

行き当たりばったりで支離滅裂なコレクションには価値がありませんし、後々虚しさが残るだけですから。

たとえ趣味とはいえ、いや趣味だからこそ肝心なのはそれに宿る「精神」です。

心のない、血の通わないコレクション体系になっていないか?

単なるストレス解消の手段的な買い物依存症の人に成り下がってはいないか?

常に気をつけていきたいものですね。無論私自身も要注意です(笑)。